コーヒー初心者に最もおすすめの抽出器具はペーパー・ドリップです。
抽出方法も簡単で道具もリーズナブルなのがおすすめの理由ですが、機能性が高いものやデザイン性に優れたもの、有名メーカーのものなどは結構な値段がします。
今回はとにかく安価にペーパー・ドリップでコーヒーをいれてみたい人におすすめの道具を紹介してみたいと思います。
ペーパー・ドリップに必要な道具
ペーパー・ドリップに必要な道具はそれほど多くはありません。
「コーヒードリッパー」「ペーパーフィルター」「コーヒーサーバー」そして「コーヒー豆」があればとりあえずコーヒーを抽出することができます。
この必須の4道具プラスお湯をいれる時にいれやすい「コーヒーケトル」とコーヒー豆をグラインド(挽く)するための道具「コーヒーミル」があれば十分かと思います。
今回は「コーヒー豆」と「コーヒーミル」以外の道具を安く揃えてみようと思います。
ちなみにハリオのV60ブリューイングセットはコーヒードリッパーとペーパーフィルター、コーヒーサーバーがセットでまずまずの値段で買えます。
コーヒードリッパー&ペーパーフィルター
コーヒードリッパーはコーヒーを抽出する時に使う、底に穴があいた台形型や円すい型の器具です。
コーヒードリッパーを販売している有名メーカーにはカリタやメリタ、ハリオ、コーノなどがあります。
とりあえず有名メーカーは避けて安いものをと考えた時、まず浮かんだのは100均ショップ。
2大100均ショップのダイソーとセリアに行けば、どちらかには売っているだろうと思いました。
どちらかどころか両方でコーヒードリッパーは売っていました。
私が行ったダイソーとセリアにはダイソー2種類(もう片方はパッケージがなく濃い目の茶色の剥き出しのもの)、セリア1種類のドリッパーがありました。
ドリッパーサイズは両方とも2~4杯用しか売っていませんでしたが、他の店では1~2杯用も売っているのかも。
ペーパーフィルターも両方の店で販売していました。
フィルターについては2~4杯用だけではなく1~2杯用も。
ダイソーとセリアのドリッパーのパッケージを破ってみると、なんと両方とも同じもの。
さらに「KONO」という文字が見えたので一瞬どうしてコーノのドリッパーが100均で?しかも全くコーノ式じゃないしと思いましたが、よく見るとKONOSと書いてありました(笑)
青っぽい方がセリアのもの、黒っぽい方がダイソーのものですが、コーヒーを何度も抽出しているとだんだんとドリッパーが茶色くなっていくのでダイソーの方がおすすめかも。
形的にはカリタのドリッパーに似ています。
ただ、カリタの穴が3つなのに対して100均ドリッパーの穴は4つでした。
穴の数や大きさはコーヒーの味や抽出時間に影響がありますが、どのタイプが良いかではなく割と好みの問題なのでここでは触れません。
とにかく、コーヒードリッパーとペーパーフィルターは100均(ダイソー&セリア)で揃えることができました。
コーヒーサーバー
コーヒーサーバーはさすがに100均で見つけることはできませんでした(探せてないだけかもしれませんが)。
ということで、100均の近くのニトリによってみることに。
ニトリでコーヒー用品を探してみようと思ったことがないので少し驚いたのですが、コーヒーコーナーを作るくらいには力をいれていました。
ニトリのコーヒーサーバーで一番安かったのがこれで税別370円。他にも数種類ありました。
ハリオのサーバーと比べると軽くて少しチャチですが、普通に使う分では全く問題ないと思います。
コーヒー(ドリップ)ケトル
器用な人なら普通のやかんでもコーヒーをいれることはできますが、コーヒー(ドリップ)ケトルは普通のやかんよりも先部分が細く長くなっているので、比べものにならないくらいお湯をいれやすいです。
コーヒーケトルもコーヒーサーバー同様に100均では売っていなかったのでニトリで安いものを見繕ってみることに。
探せば他にもあったかもしれませんが、私がニトリで見つけることができたのはこのドリップケトル。税別925円です。
お湯を別で沸かして、沸いたお湯を移して使うドリップケトルならもっと安価で売っていますが、ガス&IH対応でそのまま沸かせるケトルならかなり安い部類に入ると思います。
私は普段はハリオのヴォーノというケトルを使っていますが、同じとまではいかなくても問題なく使えました。
ただ、ニトリのケトルは持ち手の位置に少々難があるかと。お湯を多めに入れているとバランスが悪くなり、しっかり支えるには結構腕の力が必要になります。
まあそれを踏まえても価格はハリオの半分以下なのでニトリのケトルも悪い選択肢ではないかと思いますが。
まとめ
「コーヒードリッパー」と「ペーパーフィルター」は100均で、「コーヒーサーバー」と「コーヒーケトル」はニトリで揃えた場合は100円+100円+370円+925円=1495円(税込1614円)。
とりあえずペーパー・ドリップに必要な道具を揃えるだけなら2000円以下でおつりが出るくらいでした。
実際これらを使ってコーヒーをいれてみましたが、美味しく飲むことができました。
もちろん、有名メーカーの道具は美味しさを追求するためにさまざまな創意工夫がこらされており機能性においても味においても上なのは間違いありません。
ただ、できるだけ安い値段でコーヒーを抽出してみたい人やとりあえずペーパー・ドリップを試してみたい人には十分おすすめできるかと思います。
他の店ではもっと安価な道具が売っているかもしれないのでいろいろと探してみてくださいね。