皆さんはコーヒー1杯あたりに何gのコーヒー豆を使いますか?
一般的にはコーヒー1杯あたりメジャースプーン1杯(約10g)が適量といわれますが、使う豆の量は飲み方や好みで大きく違ってきます。
ちなみに私は普通のコーヒーでもだいたい16gくらい使います。
このページではコーヒーをいれる時に使う豆の量と味の差について簡単に書いてみたいと思います。
TPOで変わる豆の適量
1杯のコーヒーにどれくらいの量のコーヒー豆を使えばいいのか教えてください。
量に決まりはないんだ。飲み方や好みで変わってくるから。ただ基本は8~10gといわれているね。
「コーヒー1杯10g」
コーヒーをいれる時どれくらいの量を使えばいいのかと聞かれた時、こう答える人が割合としては一番多いと思います。
しかしながら、豆の量に正解はありません。
コーヒー豆の量は飲み方や味の好み次第で大きく違ってくるからです。
例えば、コクの深いカフェ・オ・レが飲みたいと思った時は豆を20gくらい贅沢に使ってミルクをたっぷり入れて飲みます。
アイスコーヒーを作る時も氷で薄まる分を計算に入れて豆をたっぷりと使い濃い目に入れます。
逆に食後などですっきりした軽めのコーヒーを飲みたいと思った時は6~8gくらいと通常よりも少なめにします。
このように同じコーヒー豆を使う場合でも、飲み方によって使う豆の量は大きく違ってくるのです。
使う豆の量による味の差
豆の量による味の差は基本的に上の図のようになります。
豆の量が多い程、酸味や苦味が強くなると考えてもらえば分かりやすいかと思います。
もちろんコーヒーの味を左右するのは豆の量だけではなく、グラインド具合や焙煎度合、水の質など多岐にわたります。
しかしながら、コーヒーの味を決定する大きな要素のひとつなのは間違いありません。
焙煎度合によってコーヒーの重さは変わる
コーヒー屋さんで浅煎りのと深煎りのを200gずつ買ったんですけど、見た目の量が全然違うんです!もしかしてだまされた…
コーヒーは焙煎度合によって重さが変わるんだ。だまされてないよ(笑)
皆さんも浅煎りの豆と深煎りの豆を同じ量買った時に見た目の嵩(かさ)が全然違ったことはありませんか?
実はコーヒー豆は焙煎(ロースト)度合によって体積が変化するのです。
その理由は生豆に含まれる水分の蒸発量の差。
見た目は同じ量に見えても、熱があまり加わっていない浅煎りの方が深煎りのものより水分量が多いので重いのです。
浅煎り(重い)>深煎り(軽い)
メジャースプーンでコーヒーの量を計っている人は、見た目だけでは重さが分からないということに注意してくださいね。
安いものでもよいので「はかり」で重さを計るのがベストです。
まとめ
このページではコーヒーの味を決める重要なファクターのひとつである「豆の量」について書きました。
たとえ同じ種類、焙煎度合のコーヒー豆を使っても、量次第で味に大きな差がでるというのを分かってもらえたかと思います。
これからは豆の種類や焙煎度合、グラインド具合と同様に豆の量にも注意してコーヒーをいれてみてください。
用途や好み、時間帯などによって豆の量を変えられるようになれば、コーヒー初心者から上級者へまた一歩近づけるはずです。